3年くらい前に築20年の自宅をリフォームしました。
その際に気をつけたことなどを整理収納コンサルタント目線で書いていこうと思ってます。
そもそも洗濯パンって何?
・プラスチックやホーローなどで出来たもので、洗濯機と床の間に設置するもの。
・法的に設置が義務付けられているものではない。
洗濯パンの役割って?
①洗濯機周辺から水漏れした場合に水を受ける。
・万が一、水漏れした場合に床へのダメージが抑えられる。
・2階以上にお住いの場合、または洗濯機を2階以上に設置する場合に階下への水漏れを防ぐ。
②結露によるカビの発生を予防する。
・洗濯機の下は風通しの悪いので、カビが発生して床にダメージを与えることがある。
洗濯機周辺の水漏れの原因は?
・洗濯機の故障
・洗濯機の容量と洗濯物の量があっていない。(入れすぎ)
・排水ホースの劣化。
・排水ホースと床の接続不良でホースが外れた。
・排水ホースでおこる結露。
・洗濯機を使用しているうち、排水溝にヘドロが溜まり、詰まってしまった。
・洗濯機についた結露で濡れてしまうこともある。
洗濯パンって必要なの?
・2階以上の集合住宅、または2階以上に洗濯機を設置する場合は必須のアイテム。
・最近では集合住宅や一般家庭でも洗濯パンが設置されていない場合が増えているが、漏水予防や床を守るためには、必要なものとされている。
・新築の住宅の場合、施主さんの意向で設置しない家庭も増えている。→その場合、配管床面に立ち上げてそこに排水ホースを繋いでくれるのですっきりときれいな仕上がりになる。
洗濯パンを設置するメリットとデメリットは?
<メリット>
・万が一の水漏れの際に、階下への被害を最小限にできる。
・騒音を緩和することができる → 最近、利用する方の多いドラム式洗濯機は意外に振動が大きく騒音に繋がりやすい。
・防水パンの大きさを気にせず自分の好みの容量やモデルの洗濯機を置ける。
<デメリット>
・洗濯パンの形状で出来る隙間に埃や髪の毛が溜まりやすい。
・洗濯機下の隙間の掃除がしにくい。
・見た目がおしゃれでない。
・防水パンの大きさに合わせて洗濯機を選ばなくてはならない。 →家族が増えて大きな洗濯機が欲しくなったときなどは外寸のサイズに要注意。
どんな種類があるの?
整理収納コンサルタント素々susuが選んだのはコレ! 注意点の記載あり
<選んだもの>
・洗濯パンは使用せず、洗濯機の脚のみを乗せる台。プラスチック製。
<選んだ理由>
素々susuが過去に住んだ住居3か所で洗濯パンを使用してきた。
過去に一度だけ洗濯物を入れすぎたせいで水漏れを経験したが、気を付けるようにしてからは幸い水漏れはない。
なによりも、過去いずれの住居でも洗濯パンに埃が溜まって気になっていた。そのうえ洗濯パンの形状から掃除がしにくく、
ましてや「排水ホースを外して洗濯機を動かして掃除する」なんていうことは、とにかく面倒でしてこなかった。
かさ上げされた今は、クイックルワイパーハンディでササッと誇りをとるだけで掃除が格段に楽になった。
注意点
・我が家のようにリフォーム時に洗濯パンを外した場合、新規に洗濯機を購入するときは、排水溝の位置によって洗濯機選ぶ必要がある。
リフォームなのですでに排水管の穴は開いていて場所の変更は大掛かりなことになるのでしなかった。
そんな我が家の場合は、洗濯機をサイズのみで選んだら、洗濯機購入電気店から来た業者さんを困らせた。
洗濯機によって排水ホースの向きやホースの長さなどが違っているらしく、ホースを切って最短の長さにすればいいのでは・・・と私は単純に思ったが、設置業者としては洗濯機の振動などで排水管から外れにくいように、万が一を考えた遊びが欲しいようす。
その少し長めの排水ホースを排水溝の向きに合わせてふんばるマンの高さに収めないといけない。
また、洗濯機の下って洗濯槽がそのまま回っているらしく脱水などの際に、排水ホースがそこにあたって巻き込まれ、ホースが切れて水漏れしてしまうという。
そういうクレームが事実あるらしく、排水ホースが上の方に上がって巻き込まれないように時々確認してくださいと言われ、とりあえず自己責任という形で設置してもらった。
あれから3年ほど経ちますが、問題はなく掃除も楽でとても快適に過ごせている。