・<洗面所リフォーム1.>まずはじめにやる3つのこと

    何処までリフォームをするのか決める

    「洗面所のリフォーム」って一口に言っても洗面台だけ交換する場合や、ついでだからと壁や床だけでなく収納もリフォームするなどご家庭によってさまざまです。

    洗面台だけリフォームす場合でも、今までの場所に同じサイズの洗面台に交換するなら心配ないのですが、サイズや位置を変更する場合は注意が必要です。

    給排水管の位置の変更や床の下地の補強、洗面台の電源を移動、もしくは新設しなくてはいけなかったりする場合があるからです。

    そしてそれに合わせて、リフォーム費用や工事日数も変わってきます。

    マンションの場合は管理規約の制約で、給排水管や電気配線の工事ができないこともあります。

    まずは建築会社やリフォーム会社に施工ができそうか、洗面台はどのようなタイプを選ぶといいのか、洗面台を大きくしたい場合はどんな給水・排水タイプのもを選ぶといいのかなど確認してもらうと良いでしょう。

    その際、カタログをもらっておくと選ぶ際の参考にしやすいです。

    洗面台の置く場所を変えたい場合や収納を新たに取り付けたいなど、具体的にリフォームの思い描く形がある方は、この時に床や壁の下地に補強が必要かもみてもらうといいでしょう。

    洗面所の役割を明確にする

    どんな時に洗面所を使っていますか?一度、よく考えてみてください。

    ①お風呂に入るときに脱衣所になる。→バスタオル、足ふきマット

    ➁洗濯をする。→洗剤、洗濯する汚れもの、洗濯かご

    ③歯磨き・洗顔。→歯磨き粉、歯ブラシ、コップ、洗顔料、タオル

    ④お化粧をする。→基礎化粧品、メイク用品

    ⑤ひげを剃る。→髭剃り(電動なら電源が必要)

    ⑥コンタクトを入れる・はずす。→コンタクトケア用品、眼鏡

    ⑦ドライヤーを掛ける。→ドライヤーやヘアアイロン(電源が必要)

    ⑧体重を量る。→体重計

    ⑨外出から帰ってうがい・手洗いをする。→うがい薬、手洗い洗剤

    ⑩タオルをしまう。→ハンドタオル、バスタオル

    ⑪下着をしまう。→誰の何をしまうのか

    ⑫洗剤などのストック品をしまう。→洗濯洗剤、入浴で使用する洗剤、風呂洗い洗剤

    ⑬ガーデニング関連のものを置く→ジョウロ、グリーンの栄養剤、花瓶

    ⑭お掃除用品を収納する。→雑巾、バケツ、クイックルワイパーなど

    ⑮アイロンを掛ける→アイロン、アイロン台

    洗面所の役割って意外と多岐にわたっていて、それに合わせて使用するモノもたくさんあってビックリしませんか?

    脱衣所と洗面が分かれているおうち、帰宅時用にに手洗いが別な場所にあるおうち、メイクはダイニングテーブルでする、洗濯は別な場所でする等、暮らしはひとそれぞれです。

    自分たちは、洗面所で何をしているのか、意識しながら日々の生活をしてみてください。

    その際には「これが洗面所にあったら便利」「これは洗面所にない方ラク」など動線を意識してみてください。

    それらを収納するスペースはどうするのか?見せる収納にするのか?隠すのか?

    例えば「ドライヤー 収納」とか「ドライヤー 掛ける」などと検索して好みの収納を見つけましょう。

    また、汚れがひどいユニフォームや作業着など、洗濯前に下洗いをするというご家庭は洗面ボールが浅いと水撥ねが気になったりします。

    せっかくリフォームするなら、今後はラクに暮らすことも頭に置いて素敵にリフォームしましょう。

    どんな雰囲気が好みなのか自分を知る

    自分の洗面所に必要なモノ、洗面所に置いておきたいモノがわかったところで、次にやるのは自分の好みを知ること。

    インテリア雑誌やSNS等で「洗面所」「洗面台」「洗面台 おしゃれ」などと検索をして「この雰囲気が好き」と漠然としていたイメージを明確にすること。

    大事なのは、洗面所に収めるモノを念頭において考えること。好みのスタイルの中にそれらをどうやって収めるかも考えてみましょう。

    洗面台や洗面ボールだけがとてもおしゃれで、その周りに収まりきらなかった生活感のあるモノたちがわさわさと鎮座する。というあるあるを防げます。

    もし、もともと好みのテイストがあるなら、「洗面所 インダストリアル」とか「シンプル 洗面」「ホテル 洗面」とか好みのワードを付けて検索してみるのもいいでしょう。

    好みの画像を見つけたら、その画像のどんなところが好きなのか言葉にしてみてください。

    イメージがさらに明確になり、的を絞った検索ができるようになります。

    気になった洗面台や洗面ボール、収納、鏡など、どこのメーカーか調べておくと今後のイメージ作りがスムーズです。

    まとめ

    ①自分の家の給排水管の状況や壁・床の下地を確認してもらい、リフォームをどこまでやるのか決めましょう。

    ➁自分や家族が洗面所で使用しているモノを把握しましょう。メモしておくといいでしょう。

    ③自分の好きなスタイルを明確にして、そこに自分の持ちモノを収めることをイメージしましょう。

    我が家の、自分の「洗面所の役割」を理解してリフォームすると、ちょっとした工夫をすることで格段に使いやすくなります。

    「使いやすい=片付けやすい」です。元にあった場所に戻しやすいので散らかりにくくなりますよ。

    生活感のない好きなテイストのおしゃれな洗面所で、毎日の家事をラクに楽しく過ごしませんか?

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